行動観察

行動観察テストの評価ポイント【小学校受験】

行動観察テストの評価ポイント 小学校受験

こんにちは、すだちです。

今日は行動観察テストの評価ポイントについてまとめます。

ペーパーテストは正解、不正解がはっきりわかるので、ある意味、対策が立てやすいです。一方、行動観察テストは、何が評価されているのかよくわらないまま、幼児教室にかかりきりになっている方も多いと思います。

ここでは行動観察テストとは何か、どのような点が評価され、どのように対策をすればよいか明らかにしていきたいと思います。

そのために、すだちの経験した大手幼児教室の行動観察テストの評価ポイント、評価結果を使ってまとめていきます。

行動観察テストとは?

行動観察テストは、集団の中での個の行動を評価(テスト)されています。

具体的には、集団ゲーム、共同製作、共同絵画など、個人ではなく、お友達と関わり合いながら一つの目的に向かって相談、協力しながら物事を進める作業の中で、個々のお子様の評価をしています。

2014年のインタビューと少し古いですが、ジャック幼児教育研究所 大岡先生は行動観察の重要性を以下のように仰っています。

近年、入学試験に行動観察を取り入れている小学校が増えてきました。この行動観察とは、ある特定の状況下で、子ども達がどのような行動をとるかを観るもので、数人のグループを作って、ゲームや工作といった課題に取り組ませるケースがよく出題されます。
工作なら、ハサミや糊といった道具が人数分用意されていない状況が設定されることもあり、そこで、「一緒に使おう」とか、「次貸してね」と声を掛け合いながら、仲良く仕上げていくことが出来るかどうかが観られています。
子どもはみんな誰とでもすぐ仲良くできるわけではありません。なかには、声を掛けることができずに、他の子が使い終わるのをじっと待っている子もいれば、メソメソと泣き出してしまう子もいます。もちろん、そんなことで泣き出す子はいけないのですが、どうして泣いているのかわかっているのに声を掛けようとせず、見て見ぬふりをする無関心な子どもはもっとよくありません。

今年は、暁星小学校では飴を分ける行動観察が出題されました。二次テストの最後に5人ぐらいの少人数に「よく頑張ったね」とご褒美のように飴が渡されるのですが、人数では割り切れない飴をテーブルの上に置かれます。子どもたちはテストという意識があまりない中で、どのように分けるかを見られているのです。周りのことを考えずにたくさん取る子、目分量で1個か2個取る子、余った飴をジャンケンで取ることを提案する子など様々です。

(引用:ジャック幼児教育研究所 https://www.jac-youjikyouiku.com/special/2014/overview/

こぐま会では、以下のように行動観察に対策しています。

最近の小学校入試では、行動観察テストがほとんどの学校で実施され、重視されています。難しい学力考査を行う学校でも、最終的な合否決定に行動観察が大きく影響することは、入試結果からも明らかです。
子ども同士の関わりや社会性は、子どもが理屈で教え込まれてわかるような単純なものでもありません。実際にいろいろ経験を積み重ねるうちに、少しずつ自然に身についていくもので、目に見えるほどの成果が表れるには時間がかかります。行動観察対策クラスでは、「関わり」と「表現力」をメインテーマとして受験に備えます。

(引用:こぐま会HP http://www.kogumakai.co.jp/class/express-age5/index.html

行動観察テストの評価点とは?

上に述べたように、行動観察テストは「集団の中での個の行動」をテストされています。では具体的に何を見られているのでしょうか。

そのために、大手幼児教室の行動観察の模擬試験及びその評価内容を見てみます。

この行動観察の問題に対する評価項目は以下です。

No.評価ポイント4点3点2点1点0点
1発案することができる
2人の意見に耳を傾けることができる
3一緒に練習に参加することができる
4練習に取り組む姿勢が積極的
5ふざけない
6皆の前でしっかり発表することができる
7他のグループの発表を体操座りで静かにみることができる

灰色セルは評価点の対象外です。最高点は18点、最低点は0点です。

配点バランスを見ると、以下です。

4点:発案(提案)をすることができる
3点:人の意見を聞く、まじめに取り組む
2点:ー緒に練習する、積極的に練習する、発表をしっかりする、他の発表を見る姿勢

やはり、発案(提案)をすることができることが最も大切です。そして人の意見を聞く。

「私はこう思うけど、あなたはどう?」
「それいいね。でも今は〇〇だからこうしない?」
「みんなはどう思う?」

行動観察はプロセスを見られているので、100点満点は難しいですが、

  • 提案する。
  • 人の意見を聞く。

を抑えておけば、いくつか評価点が下がっても、及第点での評価は確保できると考えます。

行動観察テストの対策は?

さきほどの問題の例でいうと、以下の3つのグループでの内容とその評価結果は以下になります。

グループ行動観察テストの内容結果
A自分の意見を強く主張する子どもがいるグループ。その子供が皆を誘導し、ダンス振り付けを考え、周りの子は練習するだけ。×
B一人が一小節ずつ考え、あとでグループ全員で合わせる。
Cグループ全員がバランスよく提案し、自然な形でダンスの振り付けを考えられるグループ。

このCグループのように行動するにはどのようなことが必要なのでしょうか?

まず、自分の意見を押し付けて、周りの意見を聞かないお子様はNGです。

そして、次に、「どうする?」「一人ずつ考えない?」と言うけれど、その後に何も提案がないお子様もNGです。

実は、この皆の意見を聞くことは教えられてするけれど、それで終わっているお子様が多いそうです。「どうする?」という言葉はよく聞きますが、提案ではありません。

評価を上げるには以下がポイントです。

  • 自分の言いたいことはきちんと発言する。
  • 控えめで、自分の言いたいことを言えないとしても、相槌を打つ、「私もそう思う」と人の話を聞いて、参加する態度を示す。
  • リーダータイプであれば、仕切るのではなく、大人しいお子様の意見を引き出すような言葉がけをする。「あなたはどう思う?」という声掛け。
  • その中で、一つの方法を作り上げていく。

幼稚園や保育園、こども園では所謂お受験向けの行動観察の指導はしてくださいません。

行動観察テストの対策は、個人ではなく、大手、中堅の幼児教室に行く必要があります。それは、お子様の人数がそれなりに必要なためです。

最も良いのは、学校別の合格者数を調べ、その合格者が多い幼児教室の行動観察クラスに通うことです。本番テストでも一緒になる可能性も高く、見ず知らずのお子様と組むよりも圧倒的に行動観察テストがやりやすくなります。

その時には、評価点のひとつ「ふざけない」に注意をする必要はあります。

また、大手幼児教室に通われた方はわかりますが、試験日当日に先生方が大勢いらっしゃって、朝、皆と一緒に集まり、試験を受けに行きます。

6歳のお子様に取って、これは非常に大きいです。心強いです。

行動観察テストでもいつも通りのふるまいができます。

大手幼児教室は費用の高さはよく聞きますが、メリットはあまり聞きません。すだちの経験上、試験日当日や、行動観察テスト本番でのメリットが非常に大きいので、これから幼児教室を選ばれる方は考慮頂ければと思います。

まとめ

如何でしたでしょうか。

行動観察テストはほとんどの学校で出題されます。でも、行動観察テストの問題集はほとんどありません。

志望校の過去問題集を購入し、行動観察テストがあれば、幼児教室の行動観察クラスに通う、模擬試験で「場慣れ」をするなど対策をしてください。

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