こんにちは、すだちです。
今日は雙葉小学校の校風についてお伝えします。首都圏小学校受験の中で、雙葉小学校はミッションスクール女子校の最高峰。
ペーパーテストだけでなく、親子ともども所作や態度、言葉遣いなど考査や面接を通じて評価され、雙葉にふさわしいご家族と認められて初めて合格を勝ち取ることができます。
そのためには、雙葉学園の校風について十分に知っておく必要があります。
雙葉小学校の校訓
- 徳においては純真に
真実を愛し、まっすぐに明るく生きる心の清さを喜び、人間としての品位を重んじる。
- 義務においては堅実に
秩序、規律を守り、責任をもって誠実に仕事をやり遂げる強さを育てる。
有名な雙葉小学校の校訓ですが、こここから何が読み取れるのでしょうか。それぞれについてみていきたいと思います。
純真について
「純真」に生きる心と、「純真」に生きる能力に分けて考えることができます。
- 純真に生きる心
– 汚れを避けて通ることの出来ない現代においても清さを求める
– 過ちにあっても、いつも行き着くところは正しさを望む
- 純真に生きる能力
– 自らの能力に対して、偽らぬ態度をとる
– 自分をあるがままに受け入れる
– 自分の力について行き過ぎた自負心を持つこと、間違った劣等感、能力不足- を口実に努力を怠るなどは、自分に対して真実な生き方ではない
– 他人をもあるがままに受け入れる
義務について
- 各自が尽くすべき義務を持つ
– 骨が折れるもの、嫌なもの、つまらないと思われるようなものが、全て尊い
- 義務を愛し重んじる
– 力の限りを尽くして何よりも先に忠実に果たす
– 自分の快楽を義務よりも先にしたり、困難を恐れ或いは気に入らないからと言って尽くさないのは堅実ではない
ここまで読まれていかがでしょうか。
何となくわかりますが、やはりまだ具体的にどのようなことを言っているのか、どのような人物になることを目標としているのかはっきりしません。
雙葉小学校の校訓を簡単に言い換えてみる
これは、雙葉小学校に通われているお子様をお持ちのお母さまから伺ったお話しです。雙葉小学校では、生徒に対して以下のように伝えているそうです。
- お互いひとりひとりを大切にし、人を許し、人の幸せを喜ぶことができる人
- 人の悪口を言わない、明るい良い校風を育てる
- 決まりや、約束を進んで守る人になり、責任を持って誠実な心で仕事をすることの中から、本当の自由と喜びを知る人になる
- 自分を厳しく見つめ直す
- 心の目を開いて友達をもっと理解する
- 私たちの持っている良い物は、全て、私も友達も神様から無償でいただいた賜物である
- これによって、優越感にも劣等感にもとりつかれずに、お互いの幸せを喜び、苦しみを共にし、助け合える仲間になることができる
これを見ると、大人は理解できると思います。
すだちは、これを聞いて、他人と比較することなく、自分に忠実になること。そして、決まりや約束を守る責任感をもち、目の前の仕事に没頭すること。そして、ともに義務を果たす仲間を理解し、助け合うことだと理解しました。
ここまで読まれると大人は理解できると思いますが、では、小学校進学前のお子様にどのように伝えればよいのでしょうか?
雙葉小学校の校訓を幼児向けに言い換えてみる
これは、ある幼児教室の先生に教わった言い方です。すだちの娘もすぐに理解できました。
それは、、
わたしよりあなた
この短い言葉が全てを言い表しているようにも思います。
なんだか感動しますね。
心優しいお嬢様が目に浮かびます。
ここまで理解すると、雙葉小学校の校風がより深く理解できたと思います。
もちろん、6歳のお子様が完全な子どもであるわけもなく、雙葉小学校が求めるお子様に育てるのはご家庭です。
その時に、大切な考えは、雙葉小学校の学校説明会で配られる「親の祈り」に全てが書かれています。
雙葉小学校の「親の祈り」
神様
もっと よい私にしてください。
子どものいうことを よく聞いてやり
心の疑問に 親切に答え
子どもを よく理解する私にしてください。理由なく 子どもの心を傷つけることのないように
お助けください。子どもの失敗を 笑ったり 怒ったりせず
子どもの小さい間違いには目を閉じて
良いところを見させてください。良いところを 心から褒めてやり
伸ばしてやることができますように。大人の判断や習慣で
子どもを しばることのないように
子どもが自分で判断し
自分で正しく行動していけるよう
導く知恵をお与えください。感情的に叱るのではなく
正しく注意してやれますように。道理にかなった希望は できるかぎりかなえてやり
彼らのためにならないことは
やめさせることができますように。どうぞ 意地悪な気持ちを取り去ってください。
不平を言わないよう助けてください。
こちらが間違った時には
きちんとあやまる勇気を与えてください。いつも 穏やかな広い心を お与えください。
子どもといっしょに 成長させてください。
子どもが 心から私を尊敬し慕うことができるよう
子どもの愛と信頼にふさわしい者としてください。子どもも私も 神様によって生かされ
愛されていることを知り
他の人々の祝福となることが できますように。
一朝一夕で見に付くことではありません。毎日、自身の子育てを省みて、この親の祈りに沿っているのかを考え、それを実践していく必要があります。
雙葉小学校を志望しても、しなくても、お受験がなければ、ここまで子育てについて考えることはなかったと思います。
合格、不合格の結果だけでなく、子供の将来について、子育てについて深く考える機会が得れることも、幼稚園受験、小学校受験のメリットの一つだとおもいます。
雙葉学園の教育が理解できる本
面接を受けるにあたり、雙葉学園の考えを理解しておく必要があります。そのために以下の本がおススメです。ぜひ、手に取って読んでください。
四谷雙葉だけでなく、田園調布雙葉、横浜雙葉、福岡雙葉も同様です。
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ガラルダ神父が雙葉学園の保護者に向けての講話をまとめた本です。
家族や子どもとの向き合い方、父親の会についてなど、あまり情報が外に出ない雙葉学園の学校生活がわかります。
雙葉学園の過去問題集
こぐま会の教室指導者からのメッセージは志望校であれば必ず読みましょう。
また、過去問題集は、こぐま会か伸芽会がおススメです。
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