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東京学芸大学附属竹早小学校 学校情報

日本の教員養成の総本山である東京学芸大学の附属校であり、文京区小石川という屈指の文教地区にキャンパスを構える東京学芸大学附属竹早小学校

「自ら学び、自ら考え、自ら創り出す」子どもを育てることを目標とし、詰め込み教育とは無縁の、自由で創造的な教育実践が行われています。

国立小学校特有の「抽選」の壁に加え、二次考査では「親子の関わり(親子面接・親子遊び)」が合否の決定的な要因となるという、他の国立・私立校にはない独自の選抜方法を採用しています。

学校名 東京学芸大学附属竹早小学校(Takehaya Elementary School)
所在地 〒112-0002 東京都文京区小石川4-2-1
最寄り駅 ✅東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩約12分、都営三田線・大江戸線「春日駅」より徒歩約13分。

✅筑波小やお茶の水小と同じ茗荷谷エリアに位置します。

通学区域制限 ✅東京都23区内に保護者と同居していること。

✅指定地域外からの出願はできません。

宗教 なし(国立大学法人のため)
創立年月日 1900年(明治33年)。東京府女子師範学校の附属小学校として開校。
募集人員

✅男女各約20名、計約40名

✅附属竹早園舎(幼稚園)からの内部進学者(約60名)を除く、外部生への募集定員です。国立の中では非常に狭き門です。

クラス編成 ✅1学年3クラス

✅各クラス約33〜35名。内部生と外部生が混ざります。

進学先 ✅小学校卒業後、ほぼ全員が同一キャンパス内の「東京学芸大学附属竹早中学校」へ連絡進学します。

✅ただし、高校(学芸大附属高校)へ進学する際は厳しい内部選抜があり、外部受験に切り替える生徒も多数います。

給食 ✅あり(完全給食)。

✅「食の竹早」と呼ばれるほど食育に力を入れており、子どもたちが献立を考える授業などもあります。

アフタースクール

✅あり

学費 ✅国立のため授業料は無料

✅初年度はPTA会費、後援会費、教材費等の実費(約20〜30万円程度)のみ。

制服

✅あり(機能的で動きやすいデザイン。指定品多数)

学校の特色

特色 内容
沿革と理念 教育目標は**「自ら考え、共に生きる子」**。

知識を一方的に教え込むのではなく、子どもたちが試行錯誤し、協同して課題を解決する「問題解決型学習」のモデル校です。

総合活動

「たけのこタイム」

教科の枠を取り払い、学年を超えて全校児童が自分の興味あるテーマを追求する**「たけのこタイム」**が竹早の代名詞です。

教師は指示を与えず、環境を整える「黒衣(くろご)」に徹します。

幼小中一貫教育の連携 幼稚園(竹早園舎)、小学校、中学校が同じ敷地内にあり、日常的に異年齢交流が行われます。

「竹早村」とも呼ばれる温かいコミュニティが形成されています。

親の出番

(PTA・後援会)

国立小学校の宿命として、保護者の学校参加(PTA活動、行事の手伝い等)が非常に多いです。

教育研究活動に無償で協力する姿勢が強く求められます。

年間行事(主なもの):

  • :入学式・始業式・新入生歓迎・研究オリエンテーション
  • :サマーキャンプ・自然体験・研究活動
  • :運動会・文化祭・学習発表会・研究発表会・公開授業
  • :卒業式・振り返り発表・季節イベント
  • その他:クラブ活動・遠足・奉仕活動・保護者会・自己実現活動公開研究会。研究発表会が特徴で、「革新的な学び」「探究心を伸ばす環境」と高評価

3年間の受験倍率と推移

竹早小の入試は、国立特有の「一次抽選」「二次考査」「三次抽選」という3段階で行われます。募集人数が「男女各20名」と非常に少ないため、倍率は跳ね上がります。

プロセス 倍率の目安 分析
一次抽選

志願者 男女計

約3,000名超

通過率:

約20〜30%

まず「くじ引き」で7割近くが落とされます。

筑波やお茶の水よりも一次の通過率が低く、非常に厳しい運の試練です。

二次考査

一次通過者

男女各400名程度

通過率:

約15〜20%

行動観察、親子活動、親子面接によって、純粋な「家庭の教育力と親子の絆」が評価されます。
三次抽選

二次合格者 男女各50〜60名

最終合格者

男女各20名

二次を突破した優秀な親子の中から、最後に再び「くじ引き」が行われます。
総合倍率 約50倍

60倍

宝くじのような運要素と、付け焼き刃が通用しない「親子の素の関わり」が試される、極めて特殊で過酷な入試です。

入試に向けたスケジュール

  • 学校見学会・説明会:複数回実施(詳細は公式HPで確認。研究発表会や公開授業参加推奨)
  • 願書配布(募集要項):2026年9月11日(金)〜9月30日(水)(Web購入)
  • 出願:第1次 Web出願 2026年9月24日(木)〜9月30日(水)。第2次 Web出願 10月17日(土)〜10月28日(水)、郵送出願 10月18日(日)〜10月29日(木)
  • 入試(考査)
    • 第1次選抜(抽選):2026年10月17日(土)
    • 第2次選抜(調査):男児 2026年11月25日(水)、女児 2026年11月26日(木)
    • 第3次選抜(抽選):2026年11月28日(土)
  • 合格発表:第2次 11月27日(金)、最終 11月28日(土)以降 Web発表

居住制限厳守(東京都23区内保護者同居・家族生活の本拠)。詳細は2027年度募集要項PDFで確認。

二次考査(実力テスト)内容分析

3段階選考(第1次抽選→第2次調査→第3次抽選)

  • 第1次・第3次:抽選(月齢・性別でグループ分け)
  • 第2次調査(発達総合調査):ペーパー(お話の記憶、数量、図形、言語、常識など)、行動観察(集団での社会性・協調性)、運動(指示行動・バランスなど)、巧緻性・絵画制作、口頭試問など。研究校らしい多角的評価
  • 分析:学力+社会性・表現力・プロセス重視を多角評価。過去問例:記憶問題、図形推理、グループ協力課題、運動指示。ブログ「抽選で運が絡むが、調査で本来の姿と考える力が問われる」「研究志向の家庭が有利」

面接内容分析

竹早小は、国立の中では珍しく「親子面接(両親または保護者1名と子ども)」を非常に重んじます。ここで「国立の使命への理解」と「家庭の教育力」が徹底的に深掘りされます。

  • 保護者への質問の核心:

    • 「国立の教育実験校である本校の役割をご理解いただいていますか?」

    • 「本校は親の出番(PTA等)が多いですが、ご協力いただけますか?」

    • 「(父親に対して)お父様は、休日はお子様とどのように遊んでいますか? その中で何を学ばせていますか?」

    • 「お子様が失敗した時、親としてどのように声をかけていますか?」

    • 「お子様の『自ら考える力』を伸ばすために、家庭で工夫していることは何ですか?」

  • 子どもへの質問:

    • 「お父さん(お母さん)とどんなことをして遊ぶのが一番楽しいですか?」

    • 「幼稚園で一番仲の良いお友達の名前と、どんな遊びをしているか教えてください。」

    • 「大きくなったら何になりたいですか? どうしてですか?」

  • 【対策】: 私立のような「貴校の伝統に〜」という言葉は不要です。竹早が求めているのは、「子どもの自主性を重んじ、失敗を許容し、親も一緒に成長しようとする(共育)家庭」です。

  • 「あれこれ指示を出すのではなく、環境を整えて見守る」という竹早の教育方針(黒衣の精神)をご家庭でも実践していることを、具体的なエピソードで語ってください。

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合格するために

学校が求める子ども像

  1. 「遊び」に没頭し、工夫できる子ども: 用意されたおもちゃに受け身で触れるのではなく、「これとこれを組み合わせたら面白い!」と自分で遊びを創り出せる(創造)子。

  2. お友達と心を通わせ、協力できる子ども: 自分の意見を言うだけでなく、相手の意見も聞き入れ、「一緒にやろう」と協働できる子。

  3. 親との信頼関係が築けている子ども: 親の顔色を窺うのではなく、親の前で安心しきって素の自分を出し、一緒に心から楽しめる子。

そのために家庭で実践すること

  • 「指示ゼロ」での親子遊びの特訓: 休日に公園などで遊ぶ際、親が「あれをやろう」「こうしなさい」と言うのを一切やめてください。「今日は何して遊ぶ?」と子どもに決めさせ、親は本気でそれに付き合って一緒に笑い転げる経験(=竹早の親子活動の疑似体験)を積み重ねてください。

  • 「結果」ではなく「プロセス(試行錯誤)」を褒める: 子どもが工作や絵で失敗しても、「下手だね」や「こうやればいいのに」と正解を与えてはいけません。「面白い形になったね! 次はどうしてみる?」と、試行錯誤のプロセスそのものを肯定し、「自ら考える力」を育ててください。

  • 親自身の「国立」への覚悟の醸成: 竹早小は「先生方の研究授業」や「教育実習」が多く、授業進度が公立とは異なることがあります。それに対してクレームを言わず、教育研究に協力する保護者としての覚悟をご夫婦で共有し、面接で堂々と語れるように準備してください。

合格へのマイルストン

時期 優先すべきアクション

年中

年長春

ペーパー学習は基礎にとどめ、週末は自然体験、工作、泥んこ遊びなど「本物の遊び」に時間を全振りする。

親子の対話を深め、子どもに「自分で決める」経験をたくさん積ませる。

年長

春〜夏

幼児教室の「行動観察特訓」に参加し、初めてのお友達と遊ぶ経験を積む。

親は竹早の教育理念(たけのこタイム等)を深く理解し、親子面接の応答シナリオ(エピソード)をご夫婦で構築する。

年長

11月

11月下旬の一次抽選。

ここで落ちても運の問題であると割り切る。

通過した場合は、私立入試で作られた「お受験用のお行儀」の殻を破り、本来の子どもらしい快活さと、フラットな親子関係を取り戻す。

年長

12月

12月上旬の二次考査本番。

親子活動では「審査されている」ことを忘れ、子どもと一緒に本気で遊んで心から笑う。

面接では「見守る子育ての哲学」を堂々と語る。

そして三次抽選の結果を静かに待つ。

まとめ

東京学芸大学附属竹早小学校の入試は、「作られたメッキが一切通用しない、親子の素の絆と家庭の教育力が丸裸にされる試験」です。

どれほどペーパーが速く解けても、親が主導権を握って子どもをコントロールしている家庭や、大人の顔色を窺って正解を探す子どもは、竹早の「親子活動」や「行動観察」では評価されません。

逆に、抽選という残酷な運命をくぐり抜け、あの体育館で子ども主導の遊びを親が心底面白がり、親子で最高の笑顔を見せられたご家庭こそが、竹早村の住人となる資格を与えられます。

「自ら学び、自ら考え、自ら創り出す」。この素晴らしい教育環境を手に入れるための準備は、お受験塾のペーパープリントの中ではなく、ご家庭の休日の公園や、リビングでの「名もなき遊び」の中にあります。

抽選というコントロール不可能な要素を受け入れつつ、お子様との対話と遊びを極限まで深め、この最高峰の教育実験校への挑戦をご家族で心から楽しんでください。

遅くとも年長の春には過去問題集を購入、試験までに対策をしておくことが合格の秘訣です。

過去問題をいきなりお子様に解かせるのではなく、まず確認して傾向をつかむことが大切です。

抜かりなく準備しましょう。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

すだちのお受験ノウハウすべてお伝えします。