こんにちは、すだちです。
今日は、学習院初等科を受験するにあたって、知っておかなければいけないことのご紹介です。
これまでの説明の通り、学習院初等科はお子様の試験のみならず、親の試験である願書や面接も同じだけ大切という話をしてきました。
そのためには、学習院初等科の校風や科訓を理解しておく必要があります。
また、学習院初等科が求める人材像も理解し、それを意識した子育てをすることが理想です。
以下では、学習院初等科が求めるお子様像を見ていきます。
学習院初等科が求めるお子様像とは?
正しい言葉遣い
学習院初等科のみならず、「言葉遣い」は品格、教養が現れます。学習院初等科に合格するためには、日頃から両親が「言葉遣い」に注意し、お子様に躾をする必要があります。
特に「ら」抜き言葉があたりまえとなる時代にあって、正しい言葉遣いができていることは、考査や面接で評価が上がることになります。
「ら」抜き言葉とは・・
今日は初日の出が見られた
今日は初日の出が見れた
これは、2015年度に文化庁が行った「国語に関する世論調査」での設問のひとつです。結果は、「見られた」が44.6%、「見れた」が48.4%となりました。
正しくは、「見られた」です。
服装の乱れをなくす
「中身と外観は一致する」。
これは学校のみならず、大人社会でも同様です。服装に投げやりな子供は、生活態度も投げやりです。そして、生活態度が投げやりだと、学習態度も投げやりになります。
「外観より中身」という言葉がありますが、子どもには当てはまりません。常日頃から服装の乱れには気を付ける必要があります。
約束を守る
約束を守るということは「意志を鍛える」「自己抑制力を育てる」ことに繋がります。
社会にルールは何故あるのか?なんのためにあるのか?ということは幼少期から言い聞かせ、そして甘やかさないことが大切です。
けじめをつける
「けじめをつける」とは、間違いや過ちなどについて責任を取ること、または、区別をはっきりさせることです。 「けじめ」は、区別や差別や違いなどを幅広く指す表現。
自由のためには規則があり、規則が守れないとけじめをつけ、そしてそれを次の糧にする必要があります。そのようにして、高みを目指します。
真実を見分け自分で考えを持つ子供
- 真心を持って人や物に接する子ども
- 進んで工夫し努力する子ども
- 美しさを感じ取る心の豊かな子ども
- 健康や安全に心がけ進んで体を鍛える子ども
学習院初等科が求めるお子様像を育むには?
家庭でできる取り組みとしては、やはり「お手伝い」が一番です。
お手伝いをした子どもに感謝の気持ちを投げかけることで、「家族に喜んでもらえる」ことを嬉しく思い、真心を芽生えさせることに繋がります。
お手伝いを任せるポイントは以下です。
- そのお手伝いの仕事の意味を子供に理解させる
- 子供にできそうなことを任せる
- 子供のお手伝いをどのようにしているのか、親が観察する(放置しない)
- 手間がかかっても最後まで粘り強く、子どもにさせる(親が手伝わない)
まとめ
いかがでしょうか。
当たり前のことを当たり前にする、ということは大人でも難しいことです。
子供は真っ白なキャンバス。
親が正しく子供を導くことで、子どもは正しい道を歩むことができます。
そして、それには親の「品格」、「教養」が試されます。
毎日を無駄にしないように、お受験生活を過ごしましょう。
すだちは、幼稚園受験、小学校受験を経験する前は、品格や教養などとは無縁の人間でした。お受験を思い立ったその日から人生が変わりました。
当たり前のことを当たり前にできること。品格や教養を少しでも見に付けることができたこと。これも、お受験をしてよかったと思える一つです。
ここまでお読み頂きありがとうございます。