今回は、2021年度入試(2020年11月実施)の慶應義塾横浜初等部の倍率および幼児教室別合格者数のランキングです。
今年、2022年度入試や今後に向けて参考にしていただければと思います。
慶應義塾横浜初等部の受験倍率の動向

慶應義塾横浜初等部の2017年11月から2020年11月までの男女別の志願者数および、志願倍率の推移です。
志願倍率は願書を提出した人数で、試験日に棄権をしている方も含めた人数となっています。実際、試験を受験した受験者数はこれよりも少なくなります。
ただし、慶應義塾横浜初等部は人気校のため受験されている方が多いと思います。
男子
コロナ禍の影響により志願者数が減少するという見方もありましたが、ふたを開けて見ると800名と前年度+23名と増加しました。この4年間で最も多い志願者数です。
ここ4年の推移を見ると、12.1倍と12倍台に突入しています。
慶應義塾幼稚舎と同様、試験日が複数日に分かれるため、チャレンジ校としても第一志望校としても皆さま受験されるためだと考えます。
女子
女子に至っては、679名と前年度+77名と男子と同様増加しています。男子と同様、この4年間で最も多い志願者数です。
志願倍率は16.2倍とかなりの狭き門となります。
受験倍率の考察
男子は12.1倍、女子は16.2倍の志願倍率で、実際の受験者の倍率である受験倍率は非公開ではありますが、棄権される方が多少発生して2倍低くなったとみても、男子10.1倍、女子14.2倍です。
10名~15名に1人の合格率になります。慶應義塾幼稚舎よりも狭き門です。
慶應義塾幼稚舎と同様、志望校とされる方もチャレンジ校とされる方も何よりも大切なことは、併願校対策です。
また、慶應義塾幼稚舎と慶應義塾横浜初等部をダブル受験される方も併願校がより大切になりますので、幼児教室の先生と十分に相談の上、対策を練ってください。
【2021年度】慶應義塾横浜初等部の塾別合格実績

※ 2020年1月21日時点の各幼児教室HPの公表数字を集計しています。
※ 詳細は各幼児教室HPにてご確認ください。
※ 伸芽会は学校別の合格者数非公開なので、含めておりません。
ジャック幼児教育研究所

今年もトップはジャック幼児教育研究所。
慶應義塾幼稚舎と同じく不動のトップです。慶應義塾横浜初等部を第一志望にされるご家庭は、ジャック幼児教育研究所を一度は検討した方がよいと言わざるを得ません。
男子66名、女子42名、計108名の募集人員に対して、41%もの合格者を輩出されています。
ジャック幼児教育研究所の慶應義塾横浜初等部5年の合格者数推移は ’16(74名)→’17(47名)→’18(58名)→’19(58名)→’20(45名)です。
2021年度のジャック幼児教育研究所の慶應義塾横浜初等部の合格者数は5年間で最も低くなっています。
志願者数自体は全体で増加しているため、ジャックの合格率の落ち込みが気になりますが、コロナの影響によるものなのか、詳細は幼児教室で分析されていることとは思います。
スイング幼児教室

第二位は前年度同様、スイング幼児教室。
ここ数年飛躍的に慶應義塾横浜初等部の合格者を伸ばしていますが、今年は昨年よりも+4名と伸ばしています。
スイング幼児教室の慶應義塾横浜初等部のここ5年の合格者数推移は ’16(9名)→’17(17名)→’18(26名)→’19(29名)→’20(33名)です。
トップのジャック幼児教育研究所との差は12名とその差もかなり肉薄してきています。
昨年には自由が丘校が開校し、横浜方面から通いやすくなったため、2022年度の合格者数はさらに縮まるかもしれません。
また、スイング幼児教室は3教室の実績ですから合格率の観点で見るとトップではないでしょうか。
3位以降の幼児教室
3位は前年同様、理英会。神奈川県に強い幼児教室としてこちらも着実に合格者を輩出されています。
以下の昨年度の比較をしていただくとわかりますが、2021年度は慶應会が8名合格と昨年比で倍増しています。
神奈川県方面の個人の幼児教室でも合格者が出ています
1名の合格者が出ている幼児教室は大手幼児教室ではなく、個人で運営されている幼児教室です。
慶應義塾横浜初等部は横浜方面にあるだけあり、神奈川県の幼児教室が多く上がっています。
通常、合格者数にばかり目が行きがちですが、個人の幼児教室に通いながら、大手幼児教室も併用されている方が多くいらっしゃることが示唆されます。中には個人の幼児教室だけで合格されている方もいらっしゃるかもしれません。
慶應義塾横浜初等部を志望される方は一度お問合せいただいてもよいと思います。

【2020年度】慶應義塾横浜初等部の塾別合格実績

※ 詳細は各幼児教室HPにてご確認ください。
※ 伸芽会は学校別の合格者数非公開なので、含めておりません。
こちらは2019年11月入試の慶應義塾横浜初等部の幼児教室別合格者数ランキングです。前年度は合格者1名の幼児教室は掲載していません。ご了承ください。
これを見ていただくと2021年とほぼその順位は変わらないことがわかります。
慶應義塾横浜初等部を志望される場合は、2020年、2021年の合格実績を確認して、幼児教室選びの参考にしていただければと思います。
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ここまでお読み頂きありがとうございました。