今回は、2021年度入試(2020年11月実施)の東京農業大学稲花小学校の補欠合格、繰り上げ合格の推移について考察したいと思います。
今年、2022年度入試や今後に向けて参考にしていただければと思います。
東京農業大学稲花小学校合格を辞退する理由
東京農業大学稲花小学校の補欠合格者数は学校HPには公開されていません。
お受験じょうほうでは、東京都市大学付属小学校の合格者数は募集人数である男女計72名に対して、2020年11月入試の合格者は男女計98名(男子67名、女子31名)となっています。
つまり、男子計約30名は辞退者を見込んだ合格者と考えられます。
東京農業大学稲花小学校の合格者の方が辞退されるケースはおおよそ以下かとおもいます。
- 国立小学校に合格、国立小学校に進学するケース。
- 慶應義塾幼稚舎や早実初等部など難関私立共学校に合格し、そちらに進学するケース。
- 女子難関校に合格し、そちらに進学するケース。
- 自宅からの通学が遠方のため、他校に進学するケース。
東京農業大学稲花小学校の幼児教室別合格者推移
大手幼児教室では合格者数を開示しています。
日にちによってその合格者数が増加していきますが、その推移を時系列で追うことで繰り上げ合格の人数をある程度割り出すことが出来ます。
以下の記事に2021年度合格者の幼児教室別合格者数ランキングがあります。

このうち、東京農業大学稲花小学校の合格者数が多いジャック、理英会、スイング幼児教室の合格者数推移を追います。
東京農業大学稲花小学校の繰り上げ合格者数

11/6 | 21 | 28 | 12/4 | 16 | 1/27 | |
ジャック | 18 | 30 | 31 | 31 | 34 | 35 |
理英会 | ー | 21 | 21 | 22 | 23 | 24 |
スイング | ー | ー | 13 | 14 | 14 | 14 |
東京農業大学稲花小学校の試験日程は以下です。
- 前期考査 11月1~3日
- 前期発表 11月5日
- 入学手続 11月9日まで
- 後期考査 11月7~8日
- 後期発表 11月10日
- 入学手続 11月12日まで
各幼児教室で合格者数の開示タイミングが異なります。ジャック、理英会、スイング幼児教室いずれも速やかに開示されています。
ジャックは11/21で+12名増加、11/28で+1名増加、12/16で+3名増加、1/27で+1名増加しています。
11/21で+12名増加は前期の入学手続き、後期合格発表と入学手続きの増加分だと思います。そのため繰り上げ合格ではないと考えます。
ジャックとしては、11/28以降の+5名を繰り上げ合格とみなすこととします。
理英会は12/4で+1名増加、12/16で+1名増加、1/27で+1増加しています。
スイング幼児教室ーは12/4で+1名増加しています。スイング幼児教室は補欠合格をカウント対象としないため、後期合格の把握が遅れたものと思われます。
まとめ
ジャックで11/28以降の5名、理英会で3名増、合計8名の増加です。
お受験じょうほうの合格者数と募集人員の差、男女計26名です。前期の入学手続きの結果を見て、後期の人数を調整していると示唆されます。
各幼児教室の繰り上げタイミングは後期の入学手続き後の動きであり、約10名程度は繰り上げ合格が発生しているものと思われます。
以上、ご参考いただければと思います。
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ここまでお読み頂きありがとうございました。