立教女学院小学校 2027年度受験対応 受験ガイドまとめ
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立教女学院小学校 学校情報
プロテスタント(日本聖公会)の信仰に基づき、他者への愛と自立心を育む名門女子校、立教女学院小学校。
都内の私立小学校入試において「11月3日」に考査が固定されているという日程上の特徴もあり、雙葉や白百合、慶應などを目指すトップ層がこぞって併願するため、首都圏女子校の中でも屈指の激戦となります。
しかし、単なるペーパーエリートでは決して合格できません。「動物介在教育(介在犬)」に代表されるような「命への深い共感力」と、「自分の言葉で語れる自立した女の子」であることを、事前の親子面接と高度な口頭試問で極めて厳しく見極められます。
立教女学院小学校の入試は、考査本番よりも「10月中旬に行われる事前の親子面接」と「当日のアンケート記入」が合否の大きなウェイトを占めます。親の「女子校・キリスト教教育への覚悟」と、子どもの「人の気持ちを想像する力」が問われる、非常に人間的な深みを持った入試です。
| 学校名 | 立教女学院小学校(Rikkyo Jogakuin Elementary School) |
|---|---|
| 所在地 | 〒168-8626 東京都杉並区久我山3-29-1 |
| 最寄り駅 | 京王井の頭線「三鷹台駅」より徒歩約3分 |
| 宗教 | キリスト教(プロテスタント・日本聖公会) |
| 創立年月日 | 1877年(明治10年)にアメリカン・エピスコパル・ミッションにより設立。小学校は1948年に開校。 |
| 募集人員 | 女子のみ 72名 |
| クラス編成 | 1学年2クラスまたは3クラス編成(計72名の少人数制で、一人ひとりにきめ細やかな目が届きます)。 |
| 進学先 | 原則として全員が立教女学院中学校・高等学校へ内部進学。 高校卒業後は、約6〜7割が推薦制度で立教大学へ進学し、残りは国公立大・早慶・医学部などの他大学を受験します(他大学受験クラスあり)。 |
| 給食 | あり(毎日全員で一緒に食べる給食。手づくりの温かさが心を弾ませる大切な時間。食育を重視) |
| アフタースクール | あり(マーガレットルーム)。 校内での放課後預かりプログラムが整備されており、共働き家庭をサポートしています。 |
| 学費 | (2026年度参考):
|
| 制服 | なし (自由な服装で個性とTPOを学ぶ教育方針。自分で選ぶ力を育む) |
学校の特色
| 特色 | 内容 |
| 沿革と理念 | 建学の精神は**「ARETÉ(アレテー:ギリシャ語で『徳』の意味)」**。神様から与えられた能力を最大限に伸ばし、他者のために用いることができる、自立した女性の育成を目指します。 |
| 動物介在教育(AAE) | 全国でも珍しい、**学校犬(介在犬)**が子どもたちと共に学校生活を送ります(初代バディから現在の犬まで引き継がれています)。動物との触れ合いを通じ、命の尊さや他者を労わる圧倒的な共感力(エンパシー)を育みます。 |
| 英語教育と国際理解 | 1年生からネイティブ教員による英語の授業が行われます。単なる語学ではなく、キリスト教に基づく国際理解教育の土台として位置づけられています。 |
| 年間行事と自然体験 | 毎朝の礼拝、クリスマス礼拝(ページェント)。そして「軽井沢キャンプ」などの宿泊行事を通じて、自然の恵みに感謝し、仲間と協同する力を鍛えます。 |
年間行事(主なもの):
- 春:入学式・始業礼拝・新入生歓迎遠足・体験活動
- 夏:サマーキャンプ・自然学校・プール開き
- 秋:運動会・文化祭・収穫感謝礼拝・公開授業
- 冬:クリスマス礼拝・ページェント・卒業式・振り返り礼拝
- その他:Well Learning Project関連発表・クラブ活動・奉仕活動・読書週間。キリスト教行事と体験行事が融合し、「心の成長と学力の両立」「未来を描く力を育む」と高評価。
3年間の受験倍率と推移
| 入学年度 | 志願者総数(延べ) | 実質倍率の目安 | 分析と背景 |
| 2026年度 | 約530〜560名 | 約7.5倍〜8.0倍 | キリスト教系女子校として揺るぎない人気。難関校併願層が多数参戦。 |
| 2025年度 | 約544名 | 約7.5倍 | 募集人数72名に対して500名超が殺到するため、些細なミスが命取りになります。 |
| 2024年度 | 約520名 | 約7.2倍 | 事前面接の出来が合否に直結するため、ペーパーだけできる層は容赦なく落とされます。 |
入試に向けたスケジュール(2027年度入学向け)
| プロセス | 時期・日程の目安 | 備考 |
| 学校説明会 | 5月〜6月 | 講堂開催。校長先生の「キリスト教教育への想い」をメモし、面接の核とします。 |
| 願書配布 | 9月上旬より | Webサイトにて要項公開・出願手続き開始。 |
| 出願 | 9月上旬〜10月上旬 | Web出願 + 書類郵送。 |
|
面接(親子)および アンケート記入 |
10月中旬(10月15日〜20日頃) | 【立教女学院最大の関門】 考査本番の前に、保護者と本人の面接が行われます。待合室でのアンケート記入あり。 |
| 入試(考査) | 11月3日(文化の日・固定) | ペーパーテスト、行動観察、運動テスト。 |
| 合格発表 | 11月4日 | Webサイトにてスピーディに発表。 |
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入試詳細分析
立教女学院の考査は、基礎〜標準的な問題を確実にスピーディに解く力と、集団の中での「素直さ・明るさ」が求められます。
| 審査項目 | 内容と対策のポイント |
| ペーパーテスト |
【内容】 お話の記憶、図形(構成、模写)、数量、言語、常識。 【対策】 ✅「お話の記憶」は長文で、動植物に関する常識問題(季節の花、動物の生態など)が頻出します。 ✅動物介在教育を行う学校らしく、自然や生き物への関心を高めておくことが必須です。 |
| 行動観察・生活巧緻性 |
【内容】 グループでの自由遊び、共同制作。巧緻性はクーピーでの色塗り、ハサミ、紐結び。 【対策】 ✅「どうしたらみんなで楽しく遊べるか」を考え、お友達に「どうぞ」と譲れるキリスト教的な協調性と優しさが評価されます。 ✅片付けの所作も見られます。 |
| 運動テスト |
【内容】 模倣体操、リズムジャンプ、ケンパー、ボール運び。 【対策】 ✅待機中の「静の姿勢」も重要です。 |
面接対策
10月中旬に行われる「親子面接」と、その直前に書かされる「アンケート」は、立教女学院の合否を決定づける最重要プロセスです。
当日記入の「アンケート」対策
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形式: 面接の待合室にて、保護者がA4サイズの用紙に記入します(時間は限られています)。
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主な記入項目: 家族構成、健康状態、アレルギーの有無、通学経路のほか、「就寝・起床時間」「テレビ・ゲームの利用状況」「学校に伝えたいこと」など。
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対策: 「テレビ・ゲームの有無」は正直に書きつつも、メディアに子守りをさせていないこと、親子の対話や読書・自然体験を優先していることが伝わる内容を準備しておく必要があります。事前に下書きを作成しておくことが必須です。
親子面接(立教女学院特有の「絵画」を使った口頭試問)
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子どもへの質問(絵カードを使った高度な試問):
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「スーパーで寝転がって泣いている男の子と、困っている店員さんの絵」を見せられ、
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「この男の子はどうして泣いていると思いますか?」
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「あなたなら、どうしてあげますか?」
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「公園で遊んでいる絵」を見せられ、
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「困っているお友達がいたら、何と声をかけますか?」
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【分析】: 単なる語彙力テストではありません。立教女学院が求める「エンパシー(他者への共感と思いやり)」と「問題解決能力」を測る究極の質問です。「自分の言葉」で相手の気持ちを想像して話せるよう、日常的な対話の訓練が必要です。
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保護者への質問(覚悟の確認):
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「キリスト教教育について、どう受け止めていらっしゃいますか?」
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「なぜ数ある私立小学校の中から、本校(女子校)を選ばれたのですか?」
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「お父様は、お忙しい中でお嬢様とどのように過ごし、何を伝えていますか?」
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「お嬢様の成長を感じた具体的なエピソードを教えてください。」
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願書、アンケート対策
面接のシナリオとなる書類作成において、立教女学院特有の「キラーキーワード」は以下の通りです。
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「命への慈しみ」と「動物介在教育」: 「貴校の動物介在教育に感銘を受け〜」と直接書くのも良いですが、エピソードとして「家庭での生き物の飼育や植物の世話を通じて、命の尊さや小さな存在を愛する心を育んでいる」という文脈を盛り込むと非常に説得力が出ます。
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「自己決定」と「自立」: 「親がすべてを指示するのではなく、自分で考え、自分で選ばせる(アレテーの精神)」という子育ての実践を、日常の手伝いや遊びの失敗談を交えて記述します。
合格するために
学校が求める子ども像
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他者の痛みを想像できる、心優しい女の子: 困っている人を見て見ぬ振りをせず、自分から手を差し伸べられる子(エンパシーの高さ)。
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自分の考えを、自分の言葉でハキハキと話せる女の子: 面接の絵カード質問に対して、大人の教え込みではない「生きた言葉」で語れる子。
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明るく、子どもらしい活気のある女の子: 私服校ならではの自由で伸び伸びとした環境を楽しめる、笑顔の素敵な子。
そのために家庭で実践すること
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「感情の言語化」を日常化する: 絵本を読んだ後や、公園で遊んだ後、「あの時、お友達はどうして泣いていたのかな?」「〇〇ちゃんはどう思った?」と、相手の感情と自分の感情を言葉にする訓練を毎日行ってください。これが面接の絵カード質問への最大の対策になります。
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自然や生き物との「本物の触れ合い」: 休日はデジタルデバイスから離れ、牧場、動物園、自然公園などで「命」に触れる体験を多く積ませてください。立教女学院が求める「温かい感性」は、画面の中ではなく泥臭い自然の中で育ちます。
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父親の「本気のコミットメント」: 女子校の面接において、父親が「お客様」である家庭は容赦なく落とされます。父親自身が「どのような女性に育ってほしいか」という確固たるビジョンを持ち、日々の遊びや絵本の読み聞かせに深く関与している証拠を、面接で堂々と語れるように準備してください。
合格へのマイルストン
| 時期 | 優先すべきアクション |
|
年中〜年長春 (基礎と共感力の育成期) |
✅ペーパーの基礎を網羅し、毎日のお手伝いを完全な習慣にする。
✅様々な絵本を読み、登場人物の気持ちを想像する親子の対話を毎日行う。 |
|
年長春〜夏 (表現力と面接対策期) |
✅幼児教室で「絵を見て答える口頭試問」の特訓を行う。
✅両親は立教女学院の教育理念(アレテー、動物介在教育、キリスト教)を深く理解し、「なぜ立教女学院でなければならないのか」のアンケート下書きを完成させる。 |
|
年長10月 (事前面接・最大の山場) |
10月中旬の事前面接に全エネルギーを注ぐ。
✅面接当日のアンケート記入をノーミスで美しく仕上げ、子どもが自分の言葉で笑顔で話せるようにメンタルを整える。 |
|
年長11月3日
(考査本番) |
✅難関校との連戦で疲労がピークに達する時期ですが、「立教の先生やお友達と楽しく遊んでおいで!」と送り出し、最高の子どもらしい笑顔を引き出す。 |
まとめ
立教女学院小学校の入試は、偏差値やペーパーの点数だけで測れるほど単純なものではありません。11月3日という過酷な日程の中で、本当に「立教女学院を愛し、キリスト教の精神を体現できる家庭」だけを、事前面接と高度な口頭試問によってピンポイントで見抜き、選び出します。
合格を勝ち取る女の子は、「作られた完璧なお嬢様」ではなく、「人の痛みがわかり、自分の言葉で考えを伝えられる、温かく芯の強い女の子」です。
ご家庭での日々の対話、生き物への愛、そしてご夫婦の強固な教育方針。その一つひとつが「アレテー(徳)」へと繋がっています。小手先のお受験テクニックを捨て、お子様の「優しい心」と「自分の頭で考える力」を信じて、この美しい学校への挑戦を楽しんでください。
遅くとも年長の春には過去問題集を購入、試験までに対策をしておくことが合格の秘訣です。
過去問題をいきなりお子様に解かせるのではなく、まず確認して傾向をつかむことが大切です。
抜かりなく準備しましょう。
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✅立教女学院小学校 絶対合格!!お受験noteは以下のリンクからご参考ください。
・立教女学院小学校 合格に向けた受験対策
・立教女学院小学校
・立教女学院小学校 願書、志望の理由の書き方(追補版)
・立教女学院小学校の学校研究まとめ
・立教女学院小学校アンケート対策
・立教女学院小学校の親子面接対策
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