小学校受験

【小学校受験】大手塾、大手幼児教室に通うメリットとは?

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今回は、小学校受験において大手塾・大手幼児教室に通うメリットを考察したいと思います。

小学校受験において、塾や幼児教室に通わず合格することが出来るかというと、不可能ではありませんが、ほとんどの方は幼児教室や塾に通った方がよいです。

幼児教室や塾にも様々ありますが、皆さまが一度は聞かれたことのある大手幼児教室に通うメリットを詳しく説明します。

大手塾、大手幼児教室とは具体的にどこか?

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)

ここでは大手幼児教室は教室数が3つ以上の幼児教室と定義します。

ジャック幼児教育研究所 15教室(東京12、神奈川2、埼玉1)
伸芽会 20教室(東京15、神奈川3、千葉2、埼玉1)
理英会 13教室(東京5、神奈川7、千葉1)
ミキハウスキッズパル 7教室(東京2、千葉2、埼玉3)
こぐま会 4教室(東京3、神奈川1)
アイ・シー・イー幼児教室 15教室(東京8、神奈川5、千葉1、埼玉1)
富士チャイルドアカデミー 7教室(東京3、神奈川4)
チャイルドアイズ 97教室(東京57、神奈川20、千葉10、埼玉8、茨城1、栃木1)
桐杏学園 12教室(東京3、千葉4、埼玉3、茨城2)
スイング幼児教室 3教室(東京3)

関西

しょうがく社 5教室(大阪3、京都1、兵庫1)
成基 5教室(大阪2、京都3)

小学校受験は大手幼児教室か個人の幼児教室か?

首都圏のお受験についてのお話しになります。

結論を先に申し上げると、

大手幼児教室、大手塾に通わないで難関校を合格するのは非常に稀である。大手幼児教室、大手塾には迷わず通った方がよい。

ということです。

大切なことは、一つの幼児教室を軸にすることです。

お受験においては幼児教室の併用が普通になっています。

2つや3つの幼児教室を併用したり、個人の幼児教室に通ったりしても、一つは大手幼児教室を入れるようにした方が良いというのが経験を通して思うことです。

なぜ大手幼児教室に通った方が良いのか。

小学校受験では志望校以外にも複数校受験する事が普通です。

そして首都圏であれば、受験が解禁になる順番である

埼玉、千葉→神奈川県→東京都

の順で受験することが普通です。

埼玉や千葉の私立小学校の先生方も東京から受験される方は併願校として受験されることは百も承知です。

すだちは東京在住で、埼玉や千葉の小学校も学校説明会に参加しましたが、どの学校も良さがあり通学時間が気にならなければ通いたいと思う学校ばかりでした。

もちろん埼玉や千葉のお住まいの方が東京の私立小学校を受験する場合も同じことが言えます。

併願校を考えたとき、まったく知らない学校にいきなり受験をすると、どんなにお子様が優秀であっても、両親の願書や面接で落とされてしまします。

そのようなことを避けるため、様々な学校情報や考査内容、面接や願書の対策を網羅しいてる幼児教室がどこかとなると、それは大手幼児教室になります。

大手幼児教室では様々なお子様や環境を経験できる。

大手幼児教室に通う目的は以下だと思っています。

  • 学習内容を漏れなく網羅的に抑えること
  • 考査当日にピークを持っていくように指導いただくこと
  • 他のお友達と触れ合い、様々な人がいること、その中で協調性や競争心など子供の社会基盤を作ること
  • 考査日に知っているお子様と一緒に受験することで、安心感を得られる

大手幼児教室の場合、様々なクラスがあり、通常複数取ることになるので、必然的に多くの同年代の子どもと触れ合うことになります。

初めてのお友達や、苦手なタイプの子も含めて一つの教室で学ぶ時間があります。

そして、先生に関しても時期によって変わることが普通のため、様々な先生と触れ合うことになります。

また、大手幼児教室の模試になると、大きな会場や場合によっては私立小学校を借りて実施するなど、本番さながらの環境で模試を受験することで場慣れすることができます。

大人でも初めての場所や初めての環境、人に囲まれると不安になりますが、未就学のお子様であればなおさらです。

ある意味、居心地が良くない環境を敢えて作ることで、本番の試験でも実力を発揮できる環境を作れることが大手幼児教室のメリットだと思っています。

個人の幼児教室であれば、一人ひとりのお子様に眼が行き届き、理解力も確かに付きますので、それはそれで必要ですが、大手幼児教室には通った方が良いと思っています。

大手幼児教室の情報量がお受験には必須

大手幼児教室が個人の幼児教室に比べて勝っているところに、「情報量」があります。

例えば、ジャック幼児教育研究所の会員数は約2,500名です。

この内訳は非公開ですが、例えば、年長1,000名、年中1,000名、年少500名だとします。

するとジャックには毎年1,000名分の受験情報がお子様からもご両親から得られます。

一方で少人数制の個人の幼児教室の場合には、例えば年長クラスが10名であれば、10名分の受験情報しか得られません。

この差は果てしなく大きいものがあります。

大手幼児教室や大手塾は主要難関校の近くに校舎を構え、試験の終わった後に校舎によって、試験内容をヒアリングします。

もちろん試験は時間帯によって異なるので事前にどのお子様がどの学校の何日目、何時の試験かを確認した上で細かくヒアリングします。

併せて、待ち合い室の雰囲気、待機中の注意事項など両親にもヒアリングがあります。

試験日が複数に分かれる学校の場合、1日目に受験をしたご家族やお子様の情報が2日目以降の受験するご家族に提供されます。

これは大手幼児教室でなければできないことです。

事前に試験の内容や留意点を知ることが出来ることは、とても大きなアドバンテージになります。

特に、2020年度からコロナ禍で試験の内容が変わったこともあるので、より大手幼児教室に在籍しているメリットがあったのではと思います。

これでは不公平ではないかと言うご意見もあるかもしれませんが、合格実績が各幼児教室同士の競争の源泉であることから、合格者を伸ばすノウハウでもあります。

もちろん、長年、その学校に特化して素晴らしい合格実績を継続されている幼児教室もありますので、一概には言えませんが、情報量に関しては数の力も大きいのが実情です。

大手幼児教室は併願校対策にもノウハウがある。

併願校対策のノウハウとは、「願書を提出するタイミング」の情報です。

学校によりますが、受験番号の決まる順番には以下の種類があります。

  • 願書到着順に採番
  • 月齢順(4月から採番)
  • 月齢の逆順(3月生まれから採番)
  • あいうえお順(名前の順)

併願校対策が大切なことは再三申し上げていますがどの学校がどの順に受験番号を採番するかで受験できる学校が絞られてきます。

これを見越して、第一志望校を軸にチャレンジ校、抑え校など併願校対策を考える必要があります。

特に願書到着順の学校が併願校に入っている場合、そのタイミングまで意識しないと同日にダブルヘッダーで受験することができません。

大手幼児教室の場合、この受験日の決まり方を事前に把握して、最適な併願校の提案をしてくれます。もちろん、ご家庭の方針やお子様の特色なども含めてです。

大手幼児教室であれば先生方も何千と見ていらっしゃるので、どの子がどの学校に向いているかがわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。大手幼児教室のメリットばかりを並べたのですが、もちろん個人の幼児教室の良さもあります。

ただ、特に首都圏のお受験の場合、情報戦であることを踏まえると、大手幼児教室は外せないというのがすだちの意見になります。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

すだちのお受験ノウハウすべてお伝えします。
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