今日は、ミッションスクール女子校を目指す方へ、大切なことをお伝えします。
すだちの娘もミッションスクール女子校に通っており、妻も大切にしておりました。いくらペーパーテストで点数が良くても、それは足切りにしかすぎず、合格を頂けません。
以下のことを必ず大切に守り、準備しましょう。最後は家庭の力が問われます。
ミッションスクール女子校の合否を分ける基本事項
雙葉、白百合、聖心、田園調布雙葉、横浜雙葉、東洋英和などなど、難関ミッションスクール女子校の合否をわけているのは、ペーパー力ではありません。
これは幼児教室の先生がおっしゃっていました。
また、すだちもそう思います。
例えば慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、早稲田実業学校初等部など共学難関校に合格されている方でも、女子校に必要な要件を備えていないお子様・ご家庭はご縁を頂けないケースを見ています。
ミッションスクール女子校を合格するために必要な基本事項は以下です。
- 自然な挨拶
- 自然な笑顔
- 自然な気配り
この3つができていることが大切です。
「自然な」というのは、その場だけでなく、日常生活の躾を通じて身についたということです。そして、その模範となるのが母親です。
母親がこれらのことができて初めて子供も身に付きます。
すだちの家庭では娘をミッションスクール女子校を志望校として思い立った時から妻は生活に対する姿勢を変えました。
妻はいつも優しい笑顔で子供に接し、美しい所作で、子供目線に立ち諭すように言い聞かせるように意識的にしていました。
父親としては、子供が受験勉強から息抜きできるように外で遊んだり、食事をしたり、一緒に勉強をしたりと家庭に時間をできる限り割くように心がけました。
ミッションスクール女子校の合否を分けるポイント
上記、基本のつぎにあるのが以下の6つです。
- 挨拶やお片付けなどの生活習慣が身についていること
- 約束事やルールを守ることができること
- 指示に素直に従うことのできる謙虚さをもっていること
- 豊かな感性を持ち、素直に表現できること
- 自分の考えがしっかり伝えられること
- それと同時に他者の考えをしっかり受け止めることができること
特に、「指示に素直に従うことのできる謙虚さをもつ」ことが大切で、一朝一夕では身に付きません。
子どもの日常生活の話を聞き、そこで会ったことに対して、どう思ったのか、なぜそうしたのかを聞き、ひとつひとつ教えていくしかありません。
そして、大切なことが、家庭での躾、特に「お手伝い」と「自分のことは自分でする」ことです。
お手伝い
親の手伝いをさせるのではなく、大人と同じ立場で役割を与えることが大切です。
例えば、庭の水やりをお手伝いにする場合、「今日はお願いね」という親の代わりではなく、毎日決まった時間に庭に水やりをすること、そして、それをしなければ誰も代わりにやってくれない、庭のお花が枯れてしまうということを子供が自覚することが大切です。
そうすることで、子どもなりに役割を覚え、その姿勢に親が感謝の気持ちを込めて「ありがとう」ということで、他人の役に立つことに喜びを覚えることができます。
自分のことは自分でする
衣服の着脱や配膳など子供ができることは、自分でさせることが大切です。時間がかかっても大人が「早くしなさい」と言ってはいけません。
また、「丁寧さ」が必要です。例えば、衣服の着脱の際、きれいに畳ませることが大切です。はじめは時間がかかっても、丁寧に物事を行う姿勢が身に付けば、ペーパーテストでも巧緻性でも絵画でも見違えるように取り組む姿勢が変わり、正確性が高まります。
巧緻性
自分のことは自分でするでも書きましたが、ミッションスクール女子校では巧緻性が合否を分けます。
巧緻性に優れたお子様は、物事に対する取り組みが丁寧で、熱心です。いい加減にしてはできないからです。
ずっと気を張っていては、親も子も疲れます。
日ごろのお手伝いなどの時だけ、真剣に一生懸命にやることを親が声掛けすればよいのです。お掃除がお手伝いであれば、隅々までしっかりホウキではくことが大切だと言い聞かせれば、しっかりするということは隅々まですることなのだと子供は覚えます。
すると、絵画でも隅々まで色を塗るようになりますし、ペーパーテストでもパッと見て答えるのではなく、隅々まで問題を見て解こうとします。
まとめ
ミッションスクール女子校を目指すための素養は一朝一夕では身に付きません。そして、親がその姿勢を見せなければ絶対に子どもにも身に付きません。
小学校の先生方は面接で家庭力をすぐに見抜かれます。一日一日の日々の過ごし方が合否を分けると言っても過言ではありません。
明日からでも遅くありません。いちど暮らしを見直してみてください。
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