当記事では、すだちが独自にまとめた広島大学附属東雲小学校に関する受験情報です。小学校生活から受験情報まで合格に役立つ情報をご紹介します。
広島大学附属東雲小学校の学校情報
アクセス
広島県広島市南区にある国立小学校。広島大学の附属学校になります。
沿革
1875年 | 広島市白鳥町に広島県公立師範学校附属小学校が創立。 |
1877年 | 広島県師範学校附属小学校と改称 |
1879年 | 広島県広島師範学校附属小学校と改称 |
1886年 | 広島県尋常師範学校附属小学校と改称 |
1898年 | 広島県師範学校附属小学校と改称 |
1921年 | 広島県広島師範学校附属小学校と改称 |
1932年 | 広島県師範学校附属小学校と改称 |
1941年 | 国民学校令に伴い、広島県師範学校国民学校と改称 |
1951年 | 広島師範学校が廃止され、広島大学教育学部附属東雲小学校・中学校と改称 |
2005年 | 創立130周年 |
広島大学附属東雲小学校の教育理念・教育目標
広島大学附属東雲小学校の使命
本校は広島大学の附属学校として、大学の教員と連携・共同し、日々の有効なる教育活動・「教育実践」を行うとともに、現在及びこれからの教育の創造並びに教育に係る社会貢献をめざす「教育研究」、有意な教員を養成する大学の人材育成である「教育実習」を担っている。
学校教育目標
「共生社会に生きる主体として自立的・協働的に学び育つ子どもを育てる」
国際社会において、「主体的に生きる心豊かな人間」の育成をめざして、日々の実践・教育研究を実施しています。
児童心得
- 「はい」という素直な心
- 「ありがとう」という感謝の心
- 「すみません」という反省の心
- 「おかげさまで」という謙虚な心
- 「私がします」という奉謝の心
広島大学附属東雲小学校の教育の特色
クラス編成
広島大学附属東雲小学校では「単式学級」(通常の学級)のほか、小規模の教育研究を行うための「複式学級」、知的障害のある児童の教育研究を行うための「特別支援学級」があり、日々の教育実践・教育研究・教育実習を行うとともに、それぞれの学級の特性を生かしながら、協働・共同教育を展開しています。
研究指定と小中連携教育研究
国立教育政策研究所・教育課程研究指定校として「共生社会を担う子どもを育てるESDの創造」に、また、文部科学省「インクルーシブ教育システム構築モデルスクール事業」に取り組んでいます。
また、2015年からユネスコスクールに認定されています。さらに、小中連携による教育研究として「『グローバル時代をきりひらく資質・能力』を育むための学びを豊かにする授業の創造」を主題に掲げ、教育実践研究に取り組んでいる。
多様な集団活動
4学級体制を軸にした学年集団や縦割り活動班・清掃班・登校班などの縦割り集団など、一貫性と臨機性ある集団構成があります。
広島大学附属東雲小学校の指定学区
広島大学附属東雲小学校には指定学区があります。
広島市中区、東区、南区、西区、安佐南区、安芸区、安芸郡の指定小学校区域です。
広島大学附属東雲小学校の学費
広島大学附属東雲小学校の学費は国立小学校ということもあり通常の公立小学校とほぼ同じ金額になります。
広島大学附属東雲小学校の進学先
約40%の児童が広島大学附属東雲中学校へ進学します。
その他は外部受験で私立中学校へ進学されるか、公立中学校への進学になります。
広島大学附属東雲小学校の倍率
広島大学附属東雲小学校の募集人員は、男女計約72名(男女各36名、うち単式学級32名、複式学級4名)です。
広島大学附属東雲小学校の考査は2日間あります。
- 1日目:ペーパーテスト、集団テスト、個別テスト
- 2日目:抽選
倍率は非公開ですが毎年抽選があります。
抽選の結果、選ばれた受験番号はHP上に開示されています。その番号から倍率を推定したいと思います。
- 2021年度 男子抽選資格者 受験番号1001~1138のうち60名
- 2021年度 女子抽選資格者 受験番号2002~2156のうち60名
(広島大学附属東雲小学校HPより)
上記より以下のことがわかります。
受験番号は連番で付番されていると想定されるので、
1日目の倍率は少なくとも
- 男子 60/138=2.3倍
- 女子 60/156=2.6倍
2日目の倍率は、
- 男子 36/60=1.6倍
- 女子 36/60=1.6倍
以上をまとめると、広島大学附属東雲小学校の倍率は、
- 男子 3.8倍
- 女子 4.3倍
上記を見ると、男子は3.8倍、女子は4.3倍と4人に一人が合格と、かなり狭き門です。
幼児教室でしっかりと対策しましょう。
広島大学附属東雲小学校に合格できる幼児教室は?
※ 各幼児教室のHPより集計。直近の人数など詳細は各幼児教室のHPをご参照ください。
鷗州塾
トップは鷗州塾。
広島、山口、岡山を中心に展開されている進学塾です。広島市南区の広島駅前校、皆実校に小学校受験向けの幼稚部があります。
広島大学附属小学校、広島大学附属東雲小学校、安田小学校の合格者数では、県内トップを誇ります。
2020年の合格者数65名は、広島大学附属東雲小学校の募集人員の約90%が鷗州塾在籍生ということを示しています。10人に1人が鷗州塾在籍生です。
過去2年の広島大学附属東雲小学校の合格者数は46名(’19)→65名(’20)と大幅に合格者数を伸ばされています。
大木スクール
第2位は大木スクール。
大木スクールは、鷗州塾ほど規模は大きくありませんが、広島大学附属小学校、広島大学附属東雲小学校、安田小学校、なぎさ公園小学校など広島県内の小学校受験に強い幼児教室です。
2020年の合格者数47名は、広島大学附属東雲小学校の募集人員の約65%が大木スクール在籍生ということを示しています。3人に2人が大木スクール在籍生です。
東京学習社
第3位は東京学習社。
田中学習社グループの東京学習社は広島市東区にあり、毎年、広島大学附属小学校、広島大学附属東雲小学校、安田小学校、なぎさ公園小学校などに合格者を輩出されています。
2020年の合格者数14名は、広島大学附属東雲小学校の募集人員の約20%が東京学習社在籍生ということを示しています。5人に1人が東京学習社在籍生です。
広島県の小学校受験塾は、鷗州塾、大木スクール、東京学習社のトップ3になります。
広島大学附属東雲小学校の試験内容
広島大学附属東雲小学校の考査は2日間あります。
- 1日目:ペーパーテスト、集団テスト、個別テスト
- 2日目:抽選
しっかりと幼児教室や過去問題集で対策をしておきましょう。
夏までには過去問題集を購入、一度目を通して、試験までに対策をしておくことが合格の秘訣です。