私立小学校:埼玉

浦和ルーテル学院小学校 2027年度受験対応 受験ガイドまとめ

浦和ルーテル学院小学校_受験ガイド2027年度対応
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浦和ルーテル学院小学校 学校情報

少人数教育とアットホームな校風を守りつつ、最新の英語教育とICT教育を取り入れた12年一貫教育校です。

ペーパーテストの難易度も年々上昇していますが、最も重視されるのは「キリスト教教育への深い共感」「子どもの個性を丸ごと愛する家庭の姿勢」です。

埼玉県の入試解禁日(9月)に合わせて行われるため、都内受験組の「試金石」として受ける層も多いですが、学校側は「青山ブランド」だけを目当てにした家庭を面接で厳しく見抜きます。

学校名 青山学院大学系属 浦和ルーテル学院小学校
(Urawa Lutheran School)
所在地 〒336-0974 埼玉県さいたま市緑区大崎3642
最寄り駅 埼玉高速鉄道「浦和美園駅」、JR各線「浦和駅」「東浦和駅」等よりスクールバスまたは路線バス利用
宗教 キリスト教(プロテスタント・日本ルーテル教団)
創立年月日 🔽1953年(昭和28年)。アメリカの宣教師たちによって設立。
🔽2019年に青山学院大学の系属校へ。
募集人員 男女計 約90名(第1回・第2回・第3回の複数日程で募集)
クラス編成 🔽1学年3クラス(各クラス約30名の少人数制)。
🔽一人ひとりに目が行き届くきめ細やかな指導が特徴。
進学先 🔽原則として全員が「浦和ルーテル学院中学校・高等学校」へ内部進学。
🔽高校卒業後は、一定の基準を満たすことで青山学院大学へ系属校推薦で進学可能(進学枠は拡大中)。
給食 🔽あり(完全給食)。
🔽食育を重視し、温かく栄養バランスの取れた自校調理給食を提供。
アフタースクール 🔽あり学童保育「ルーテル・アフタースクール」を学内に設置。
🔽最長19時まで預かり可能)。
学費 🔽学費(2026年度実績):
・入学金:300,000円
・授業料等納付金(4月分):75,800円
・年学費(授業料456,000円+施設維持費192,000円+教材図書費30,000円等):約909,600円
🔽初年度合計:約1,209,600円(入学時納付375,800円+寄付金・学校債任意)。
🔽以降年額約909,600円。3期分納可
制服 🔽あり
(伝統的で品格のあるブレザースタイル。男女とも落ち着いたデザインで人気が高い)

学校の特色

沿革

1953年、米国ルーテル教会ミズーリ派により聖望学園小学校として創立(埼玉初のミッションスクール)。母の会の強い要望で浦和の地に開校。

1963年中学校、1970年高等学校を併設し12年一貫教育を確立。1974年現学院名に改称。

2015年耐震対策で浦和美園新校舎へ全面移転。2019年青山学院大学系属校化によりグローバル教育をさらに強化。

ルーテル派の「神と人を愛する」精神を基盤に、少人数・個別対応の伝統を現代的に進化

教育方針

ギフト教育を柱に「一人ひとりがかけがえのない才能(ギフト)を与えられている」と信じ、それを12年間で発見・伸ばす。

才能を活かし、他者を幸せにすることで自己実現を目指す。

感謝・思いやり・仕える心をキリスト教精神で育てる。

4本柱:「12年一貫教育」「少人数教育」「英語・国際教育」「キリスト教教育」

教育の特色

  1. ギフト教育+少人数制:1クラス25名で教師が一人ひとりを深く知り、個性を最大限伸ばす。小中高教員連携で12年を通じた長期視点カリキュラム

  2. 12年一貫教育: 小中高が同一敷地内にあり、異年齢交流が盛ん。
    12年を「4・4・4」のブロックに分けた独自のカリキュラムを展開。

  3. 英語教育のパイオニア: 創立当初から英語教育に力を入れており、1年生からネイティブ教員による週3時間の英語授業を実施。青山学院のグローバル教育との親和性も抜群です。

  4. 少人数・手作り教育: 1クラス30名という目の行き届く環境で、「誰も取り残さない」温かい指導が行われます。

  5. キリスト教教育:毎日礼拝・聖書朗読で「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」「皆に仕える者になる」精神を体現。国際交流でも姉妹教会との礼拝交流。

年間行事

  • :入学式・始業礼拝・イースター礼拝・運動会
  • :自然学校・宿泊行事・オーストラリア/アメリカ研修(希望者)
  • :文化祭・学習発表会・創立記念礼拝
  • :クリスマス礼拝・卒業式
  • その他:姉妹校交流礼拝、英検受験、季節の感謝行事。子ども主体の礼拝・奉仕活動が多く、心の成長を実感できると評価高い。

3年間の受験倍率と推移

2019年の青山学院大学系属化の発表以降、安定した人気で1.5〜1.9倍前後(出願倍率2倍前後)。

入学年度 志願者総数
(男子/女子)
実質倍率目安(受験者数/合格者数) 分析と背景
2026年度 281名(115/166) 約1.54〜1.8倍 青山ブランドの定着と進学実績の向上により、第一志望層が分厚くなっています。
2025年度 309名(120/189) 約1.84倍 第1回入試(9月)に都内難関層が集中し、凄まじいハイレベルな戦いとなります。
2024年度 約280名 約1.7〜1.9倍 複数回受験が可能ですが、定員の多くを占める第1回で確実に合格を勝ち取る必要があります。

入試に向けたスケジュール(2027年度入学向け)

  • STEP1
    学校説明会
    5月・6月・7月 校長先生の「賜物」に関するお話は、願書と面接の最重要ヒントとなります。
  • STEP2
    公開行事
    6月頃(オープンスクール等) 浦和美園駅などからのバスの乗車時間、広大なキャンパスの雰囲気を体感。
  • STEP3
    願書配布
    7月頃よりWebサイトにて要項公開・出願手続き。
  • STEP4
    出願
    8月下旬〜9月上旬Web出願 + 出願書類の郵送。
  • STEP5
    面接(親子)
    9月上旬〜中旬(考査前後)考査の別日に設定されます。両親揃っての参加が強く推奨されます。
  • STEP6
    入試(第1回)
    9月中旬(例年9月17日〜19日頃)ペーパーテスト、行動観察、運動テスト。
  • STEP7
    合格発表
    9月下旬Webサイトにて発表。※その後、10月に第2回、11月に第3回入試を実施。

入試内容分析

都内の最難関校(早慶・暁星など)のような奇問・超難問は出題されませんが、「基礎の完璧な定着」と「集団の中での温かい振る舞い」が徹底的に見られます。

審査項目 内容と対策のポイント
ペーパーテスト

【内容】 お話の記憶、数量(増減・分割)、図形(構成・模写)、論理推理、言語、常識問題。

【対策】
問題の読み上げはテープ(音声)で行われることが多いです。
出題範囲が広く、基礎〜標準レベルの問題がスピーディに出題されるため「苦手分野を作らないこと」「ケアレスミスを絶対にしないこと」が合格の絶対条件です。

行動観察

(重要)

【内容】 グループでの自由遊び、共同制作(紙コップやブロック)、集団ゲーム。

【対策】
キリスト教校として「他者を愛する」姿が見られます。自己主張の強さよりも、「お友達に譲れるか」「困っている子を助けられるか」「ルールを静かに守れるか」という協調性と温かさが最大の評価ポイントです。

運動・巧緻性

【内容】 模倣体操、ケンパー、ボール遊び、スキップ。巧緻性は紐結びや折り紙など。

【対策】
運動能力そのものより、「先生の目を見て指示を聞き、その通りに体を動かそうとする素直な姿勢」が評価されます。待機中の「気をつけ」の姿勢も厳しく見られます。

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面接対策

親子面接(約10〜15分)は、合否を分ける最大の関門です。学校側は「青山学院の系属だから来たのか、それともルーテルの教育理念に惹かれて来たのか」を鋭く見極めます。

  • 保護者への質問の核心:

    • 「本校の建学の精神(神と人とを愛する)について、どのように理解されていますか?」

    • 「お子様の『賜物(Gifts=良いところ、才能)』は何だとお考えですか? それをご家庭でどう伸ばしていますか?」

    • 「ご家庭でのしつけにおいて、一番大切にしていることは何ですか?」

    • 「(青山学院の系属校ですが)本校のキリスト教教育や小中高一貫教育のどこに魅力を感じていますか?」

  • 児童への質問:

    • 「お名前を教えてください。」

    • 「お父さん・お母さんと一緒にどんなことをして遊ぶのが好きですか?」

    • 「幼稚園で一番楽しかったことは何ですか?」

  • 【対策の極意】: 「青学に行けるから」という動機は心の奥底にしまい、「一人ひとりの賜物を愛し、育むルーテルの温かい12年一貫教育」に惚れ込んでいることを、ご夫婦で完全に一致させて語る必要があります。

願書対策

願書の「志望理由」や「家庭の教育方針」は、面接のシナリオそのものです。以下のキーワードを意識して作成してください。

  • 「賜物(たまもの)」の具体化:
    我が子の賜物(優しさ、集中力、手先の器用さ等)を、日々の生活の中で親としてどのように見つけ、どう温かく見守って伸ばしているか」を具体的なエピソード(兄弟の世話、図鑑での探究など)を交えて記述します。

  • 「感謝」と「奉仕」の心:
    食事の前の挨拶や、日常の小さな手伝いを通じて、「他者への感謝」と「人のために動く喜び」を家庭でどのように教えているかを盛り込みます。

8. 合格するために

学校が求める子ども像

  1. 素直で、思いやりのある子ども:
    自分だけでなく、周りのお友達も大切にできる「愛」の心を持つ子。

  2. 自分の「好き」や「得意」に一生懸命になれる子ども:
    神様から与えられた「賜物」の種を持ち、何かに夢中になって取り組める子。

  3. 人の話を静かに、目を見て聞ける子ども:
    毎朝の礼拝を守る学校であるため、静かにすべき時に落ち着いて話を聞ける自制心。

そのために家庭で実践すること

  • 「ありがとう」が飛び交う家庭環境の構築:
    お受験のテクニックとしてではなく、親自身が日常的に子どもや配偶者に「ありがとう」と感謝を伝えることで、キリスト教教育の根幹である「感謝の心」を自然に育ててください。

  • 「短所を直す」より「長所(賜物)を伸ばす」子育て:
    ペーパーの点数が取れないことを叱り飛ばすのではなく、「この子にはこの素晴らしい才能(賜物)がある」と信じ、得意なことを徹底的に褒めて自己肯定感を高めてください。ルーテルの先生方は、その自己肯定感のオーラを見抜きます。

  • 「静と動」の切り替えと、祈り(黙想)の疑似体験:
    外で元気に遊ぶ時間とは別に、絵本を読んだり、家族で静かに今日一日の出来事を振り返り感謝する時間(静かな時間)を設け、礼拝に耐えうる「心静かな姿勢」を家庭で身につけさせます。

合格へのマイルストン

時期 優先すべきアクション

年中〜年長春

(基礎構築期)

🔽ペーパーの基礎範囲を網羅し、苦手分野をなくす。
🔽お箸の持ち方、衣服の着脱、紐結びなど、生活巧緻性を毎日必ず反復し、自分のことは自分でできる「自立」を促す。

年長春〜夏

(埼玉本番に向けた超前倒し)

🔽都内組が「秋の完成」を目指す中、ルーテル志望者は**「8月末」にペーパーのスピードと正確性を本番レベル(満点近く)に仕上げる**必要があります。
🔽両親は学校のパンフレットを熟読し、「我が子の賜物」を言語化して願書を完成させます。

年長9月

(直前・本番期)

🔽超早期決戦の9月。ペーパーの詰め込みよりも、面接に向けて「ルーテルでどう学びたいか」を親子で明るく語り合う時間を増やし、最高の笑顔と自信を持って考査・面接に送り出します。

まとめ

浦和ルーテル学院小学校は、「青山学院大学への切符」という強力な魅力によって、埼玉エリアの枠を超えた超激戦校となりました。しかし、学校の魂である「一人ひとりの賜物を愛するキリスト教教育」は、創立以来1ミリもブレていません。

都内難関校と同等のペーパー力を仕上げることは前提条件ですが、最後の合否を分けるのは、偏差値やブランドに固執するギスギスした親の焦りではなく、「我が子の個性を丸ごと愛し、神様からの授かりものとして大切に育てる」という、ご両親の深く温かい愛情と度量です。

お子様が持つ「世界でたった一つの賜物」を信じ抜き、ご家族一丸となって、この素晴らしい環境を手に入れるための受験に挑んでください。

遅くとも年長の春には過去問題集を購入、試験までに対策をしておくことが合格の秘訣です。

過去問題をいきなりお子様に解かせるのではなく、まず確認して傾向をつかむことが大切です。

抜かりなく準備しましょう。

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