今日は首都圏主要私立小学校の偏差値比較です。
小学校受験では、中学・高校・大学受験のように学校毎の偏差値一覧はありません。
一方で、大手幼児教室の模試では得点の分布として偏差値一覧がありますので、それを参考に偏差値一覧を作成しています。
よくある偏差値とは何?
偏差値は50を基準として、平均からどれくらいの差があるかを表した数値です。つまり、得点が平均点と同じであれば、偏差値は50です。
また、偏差値は、一般的なテストでは通常25-75の範囲に収まりますが、計算上は偏差値100以上や、0を下回りマイナスになる場合もあります。100人が受けたテストで、99人が0点、1人だけが100点をとった場合、0点の人の偏差値は-49、100点を取った人の偏差値は149.5となります。
偏差値を見るときに大切なのは、母集団
偏差値は分散、つまり、平均点からどれだけの差があるかを表しているため、テストに参加しているお子様のレベルが高ければ、どれだけ良い点をとっても偏差値はよくなりません。
一方で、一人だけ100点、残りは0点であれば、100点のお子様はとてつもなく高い偏差値となります。
ここでは、母集団としてそれなりの人数が集まる大手幼児教室の模試をサンプルとし、作成しています。
小学校受験は偏差値だけでは測れない
小学校受験はお子様のテストと、親の願書、面接で決まります。中学受験のようにお子様のテストだけでは決まりません。
この偏差値一覧は、大手幼児教室の模試であるお子様のテストのみを指数化したもので、親の試験である願書や面接は考慮されていませんので、注意が必要です。
首都圏主要小学校 偏差値一覧
上記、ご参考いただければと思います。
追記:この偏差値一覧で注意点が2点あります。
1.国立小学校の抽選が反映されていない。
2.共学校の場合、男子と女子で偏差値が異なる。
国立小学校には抽選がある
国立小学校は抽選がある学校があります。
ここでいえば、筑波大学附属小学校、お茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校、東京学芸大学附属大泉小学校。




抽選で当選しなければ、試験さえも受験できないため、筑波大学附属小学校やお茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校は、実質的な偏差値は慶應義塾幼稚舎を超えると思います。
共学校では男女の差が考慮されていない
例えば、慶応義塾横浜初等部では男子と女子で倍率に開きがあります。
2019年度の倍率は、全体13.0倍、男子11.6倍、女子15.0倍です。この差が偏差値には表現されていません。

そのように考えると、慶應義塾横浜初等部の女子はさらに偏差値が上がるため、偏差値62以上が必要と考えるのが普通です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
一つの目安として、偏差値一覧をご覧いただければと思います。
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